★「日本、そして地球の先行き」について


「この国」の、そして「母なる地球」の先行きが心配です。

 

Ⅰ.この国の財政

この国のお役人様は、借金を1千兆円に積み上げても、まだ昔の分限者の時代の気分が抜けず、放蕩三昧の生活を続けています。江戸時代に小田原藩を初めとして、破綻した藩や旗本、そして 困窮した多くの農村を再建・活性化した、二宮金次郎さんにあの世から戻ってもらって、この国 の再建を頼みたいものです。

『二宮金次郎にみる断行力』 、 『二宮金次郎の一生』 (三外岡) 〕   

 

Ⅱ.この国の平和

この国の公方様は、この国の庶民の安心・安全は守ると仰いますが、「秘密保護法」やら「集団的自衛権」とやら、何やらきな臭い動きが進んでいるような気がしてなりません。次に世界のどこかでメリケンの地上軍が戦争でも始めたら、サムライたちもメリケンの戦争につき合わされそうな気がしてなりません。

『日米同盟の正体』 (孫崎 享)、 『平和な世界を実現する!』 (加藤廣志)参照 〕

  

Ⅲ.巨大災害への備え

この国は、火山・地震の常襲地帯に位置しており、『東日本大震災』の被害を上回る『南海トラフ巨大地震』が近い将来、必ず発生するだろうと言われています。そして、富士山の噴火は、地球時間のスケールでは秒読み段階と言われているそうですが、溶岩が静岡県側に流れ出したら、新幹線や東名高速はどうなるのでしょう?

 

それに東京でも火山灰が積もるそうですが、そうなれば交通も通信もこの国の経済活動は完全にストップしてしまうそうです。このことを政財界のお偉様方は、どう考えているのでしょう?

『南海トラフ地震が起こったら?』『富士山は何時噴火する?』『災害を生き延びる!』 参照 〕   

 

Ⅳ.原発の再稼動と輸出

この前の『東日本大震災』に際しての、福島第一原発のメルトダウンという史上最悪の原子力災害事故にも懲りず、公方様は生活が大事だと言って、「原発の再稼動」と「原発の輸出」を進めようとしています。

 

しかしヒトの歴史には載っていなくても、地球の歴史には、巨大カルデラ噴火の痕跡が残っています。巨大カルデラ噴火で、川内原発がメルトダウン事故を起こしても、公方様方は、また“想定外”の巨大噴火だったと言って、言い逃れするつもりなのでしょうか?

 

それに、10万年間も危険だと言われる「放射性廃棄物」をどうするつもりなのでしょう? お上は、地中深くに埋設するお考えのようですが、トラフに乗っかっている日本列島は、10万年後にどうなっていることやら。その証拠に六甲山は昔(地球時間スケールで)は、海底だったとさえ言われています。

 

 しかも「10万年間も密封できる容器」を考えることも、今の言語が「10万年間読み継がれる」と考えることも、それ自体とても正気の沙汰ではありません。そんな無責任なことをして、私たちは後世の人類に対して、“こころ”が痛まないのでしょうか?

『巨大噴火の確率?』 『原発は火山が噴火しても大丈夫?』 『10万年後の安全』 参照 〕   

 

Ⅴ.この国の教育

いまの世の中では、様々な問題や事件が起きています。

・学校でのイジメの問題や殺伐とした事件の多発。

・社会に尽くすために官僚になった人たちの多くが初心を忘れ、いつの間にか自己の利益・保身を最優先に考えてしまう。   

・国家の将来を考えるべき国会議員の多くも、利権と次の選挙での当選を最優先に考えてしまう。

・経営者の多くも企業の社会的使命を忘れ、目先の利益・株価に捉われ、若者を非正規雇用での 使い捨てにして、何ら良心の呵責を感じていないように見える。

・そして私たちビジネスマンや新聞記者、学校の先生、そして検察官等でさえも「日本式の成果主義」という名の上司の恣意的な評価・人事を恐れプロ意識”を失くしてしまったのではな いかと心配しています。

 

これらの問題の根幹に共通することは、この国の子どもたちは(いまの大人たちを含め)、いい大学、いい会社に入るための受験勉強(=「メシを食うための教育」)に追われ、「何のために生きるのか?」や「人にとって一番大切なのもは何か?」等を考える教育(=「生きるための教育」)を受けてこなかったためではないかと考えます。『人生を生き抜く!』 (加藤廣志)参照 〕     

 

Ⅵ.今の生活スタイル

今の世の中は「今だけ、金だけ、自分だけ」(藤原直哉氏)という「経済成長至上主義」だけが闊歩し、私たちは「足るを知る」そして「自然と共生する」という“日本人のこころ”を忘れかけようとしています。私たちは資源やエネルギーを大量に消費し、母なる地球に自然に戻ることのないプラスチックのゴミの山を築く生活を、いつまで続けることができるのでしょうか?

 

 もう母なる地球は、温暖化や異常気象という形で悲鳴を発し続けています。このままでは、子や孫たちの世代が、平穏に一生を過ごすことができるのか、とても心配です。

『地球文明の危機(環境編)』 (稲盛和夫編)、 『地球カレンダー』 (加藤廣志)参照 〕        

 

ただ、心配だけをしていても始まりません。それで私は、多くの人たちに上記の問題を知っていただき、そして考えていただきたいと思い、このホームページを開設いたしました。

 

現役の人たちは、仕事や仕事に関する勉強に追われ、また子どもたちも受験勉強に追われ「生きるための勉強」がなかなかできないだろうと思います。しかし私は、幸いなことにリタイヤをしましたので、多くの本を読んだり、考えたりする時間は十分にあります。ただ自分だけが勉強して、いろいろ考えているだけでは、世の中は何も変わりません。

 

私は現役の頃から、自分が学んだことをできるだけ多くの人に伝えたいと思い、学んだことを資料化してきました。できれば若い人たちや子どもたちには、仕事の勉強や受験の勉強にかける時間の1/10の時間でも割いていただき、「生きるための勉強」をしてほしいのです。

 

そうすれば、「自分が生きる意味」や「人生の目的」が明確となり、仕事の勉強や受験の勉強にも、より集中力が増し効果が上がるものと信じています。そして、その貴重な「生きるための勉強」時間を、より効率的に使っていただくために、このホームページ上の各種の資料を活用していただければ、この上なく幸いです。

 

なお、このホームページの中では、各種の出版物やネット上での有益な情報を、できるだけ多くの人に知っていただきたいと思い、著作者の許可を得ず要約したものを公開させていただきました。

要約資料の末尾部分に出版先などを付記していますので、より深くその中身を知りたいと思われた方は、元の出版物を購入するか図書館で借りるかなどして、その元の書物をさらに深く読んでいただければ、これ以上の喜びはありません。                                   

 

2014年12月03日                                          加藤 廣志   〔このメッセージのpdf文 ⇒ 『加藤廣志』の世界(想い)!